高周波誘導加熱装置の現地現場(室外)利用について

こんにちは。

今回はお問い合わせがあった高周波誘導加熱装置の現地現場利用についてです。
この要望は建築・土木、又は出帳メンテナンス業務を行う業者で問い合わせがございます。

結論から申し上げると、答えは「適さない」です。
なぜか?その概要は下記にまとめております。

1:多くの半導体を使用しており、風雨に晒される室外(防水、防曝・・ 等)を想定した設計になっていない。

2:水冷却装置を必要とし、現場への機材持ち込みに適さない。
(ガス機材ほど簡易的ではない)

3:入力電源200V±10%の比較的大きい容量の安定した電源供給が必要。(発電機は推奨出来ない)
※100Vは不可。

などとなります。(詳細は下記参照)

 

1の詳細:
高周波誘導加熱装置は加熱部(ワークコイル又は加熱コイルと呼ぶ)にあわせ出力制御を行います。

装置の小型化には半導体が必需で、言わばパソコンと同様に外部環境の変化(気温・湿度・直射日光・・等)に非常に弱いものです。ガス機材と同様な扱いをされると装置がすぐに破損してしまう恐れがございます。

 

2の詳細:
高周波装置が小型なのに比べ、水冷却装置が大きいものが多いのが実情です。

現場での利用方法はガストーチの代替えとして考えておられ、俗に言う「ハンド式」(加熱部移動式)を要望される事がほとんどです。
その場合、水冷却装置が高圧力(揚程約20m以上)の能力が必要となり簡易チラ-の場合、加熱部まで十分冷却出来ない恐れがございます。

又、ガスの場合ホースを継ぎ足す事によりボンベから数十 数百メートル離れた場所で加熱が可能でボンベが持ち込めない場所(例:不安定な高所など)で加熱が可能ですが、高周波装置は加熱部を継ぎ足して延長出来ない為、限定的な距離での加熱作業しか出来ない事になります。

 

3の詳細:
過去、発電機からの入力電源が非常にノイズが多かった経緯があり、ノイズが原因で所定の出力が得られず苦い経験がございます。この様な理由により発電機の使用はあまりおすすめできません。

又、現地現場での使用はコンセントの様な使用方法を望まれます。弊社としましてはこの様な使用方法は推奨出来ません。更に、アース設置も必需となります。

 

 

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