はじめに

@高周波誘導加熱装置.web
装置購入の前に、最低限の知識を得ていただく為に(株)オーイーティーが運営する
全国対応の『環境に優しく、主に金属を加熱する装置』の産業用製造事業者向けのオンラインサイトです。

このページは 高周波誘導加熱装置を十分理解して導入いただく為に、まず下記『目次』の項目について理解していただく必要がございます。

長文ですが、一番最後までご覧下さい。


目次
□高周波誘導加熱装置とは!?

□高周波誘導加熱装置はどの様な用途で利用出来るの? 何が不向き?

□なぜすぐに見積もり(装置価格)が出せないのか?(装置選択は加熱コイルで決まる。その理由は?)

□装置導入までの進め方







高周波誘導加熱装置とは!?

ハンド式高周波加熱による加熱作業

↑ハンド式高周波誘導加熱装置(PIH-10HD)で   
銅管の接続ロー付け作業中(下部:加熱部拡大図)

「高周波誘導加熱装置」。
あまり世間では馴染みの無い専門用語ですね。ネットで調べても専門用語ばかりで
よく解らん!! というのが本音だと思います。



高周波誘導加熱装置を身近な物に例えるとIHクッキングヒーター(電磁調理器)です。
ご家庭で使用経験がある方は「何故加熱するのだろう!?」と思われた事ないでしょうか?

簡単に言うと
「ワーク(加熱材料)が金属、加熱部と非接触で磁力(高周波磁束)で加熱する現象」と考えて下さい。
(注)IHクッキングヒーターも加熱部とは非接触です。鍋を載せるプレートはあくまで設置台です。


詳しい原理については

『●「高周波誘導加熱装置」の原理について』を参照願います。

高周波誘導加熱装置はどの様な用途で利用出来るの? 何が不向き?

まず、高周波誘導加熱装置は様々な用途で利用されておりますが、約80%は高周波焼き入れをはじめとする熱処理装置として利用されています。
その他、ロー付け、焼き嵌め、溶着、乾燥、溶解、鍛造、半田付け、・・など応用できるものは多数ございます。

しかし、高周波磁束(磁場)は目には見えず導入を検討されているユーザーからは加熱効率などどの様に違いがあるか?判らないと思います。
弊社では高周波磁束(磁場)を3次元(3D)解析し加熱効率の『見える化』を図っており、出来るだけ導入検討依頼者にご理解いただける様心がけております。

又、高周波誘導加熱は用途ごとに加熱コイル技術(加熱部)を中心に独自の技術が必要
です。
よって各メーカーはそれぞれ得意分野があります。

弊社は接続技術(ロー付け、溶着、焼き嵌め、半田付け、・・等)に特化しております。
特に高周波ロー付けに関しては数々のパテントを出願及び承認を受けており
高周波誘導加熱の中枢である、加熱コイル(ワークコイル)も弊社で内製しております。このノウハウは他社に負けないと自負しております!


高周波磁束3次元解析図

↑高周波磁束(磁場)3次元(3D)解析図



尚、高周波誘導加熱装置は万能ではなく、利用用途・ワーク形状 等により向き不向きがございます。
不向きなものは、金属以外の加熱(カーボンや金属の伝導熱を利用した樹脂加熱は可能な場合があり!)やピッチが狭すぎてコイルが入らない、比較的大きなワークで全体加熱を要するものは不向きです。

その他具体的な不向き事例は下記ブログに掲載しております。
『@高周波誘導加熱装置.web 「欠点」記事へ』

その他事例が無く前向きに導入を検討されている方はお問い合わせ願います。
(最後尾にお問い合わせリンクあり。お手数お掛けしますがこのページの最後尾までお付き合い願います)



なぜすぐに見積もり(装置価格)が出せないのか?
(装置選択は加熱コイルで決まる。その理由は?)

まず、主な工作機械として旋盤やフライス盤などがありますが、これらは多く普及していて仕様も標準化しており大体の相場感は認識されております。

依頼者が見積もりして欲しい理由として、装置予算の確保の為に高周波誘導加熱装置の概算価格を教えて欲しいという事が多いです。
しかし、高周波メーカーがむやみに価格を提示しないのは次の様な理由による為です。

それは、高周波誘導加熱装置は依頼者の仕様を元に個別に作成するオーダーメイド商品である為、同じ加熱出力でも100万円単位で価格が変動するからです。

いくら概算価格でもこれほど価格変動が大きいと装置予算を超えてしまう事が多く、詳細仕様が判らないと加熱出力も変わる事もありこの事が高周波メーカーがむやみに概算価格を提示出来ない理由になります。

又、いくら依頼者が要望されても高周波誘導加熱で加熱出来ない(向かない)材質や部品形状の場合、ご辞退させていただく事もございます。ご了承願います。


では、どの様にすれば、見積もりから正式発注に至るのか?進める工程内容を紹介します。(下記参照)




装置選択は加熱コイルで決まる。その理由は?(見積もりする為の装置仕様の決め方)

「当サイト進め方」概略図

↑「当サイト進め方」概略図   

ここで依頼者の装置仕様を決め見積もりを行いオーダー頂くまでの進め方として『装置選択はコイルで決まる!』理由について説明したいと思います。
(※簡単にまとめた「当サイト進め方」概略図も参照)




まず、当サイトへ問い合わせの際、
加熱したいワーク(材質)をどの範囲加熱してどれぐらいの加熱タクト(時間)で行いたい!というご要望が必ずあるかと思います。
※どの様に加熱するか?をお答え頂かないとこれ以上進める事が出来なくなります。

その条件に適合出来る機種を選定するには、まず被加熱ワークに合わせ加熱コイル(ワークコイル)の形状を決める必要がございます。
※まず「加熱コイル(ワークコイル)の形状を決める必要」の詳細については→こちらを参照願います。


よって、高周波誘導加熱装置はワークコイル(加熱コイル)形状により最大限加熱能力が発揮出来る様、専用回路設計となるオーダーメイド(専用機)となり、
例えばアーク溶接機と比べ非常に高価な装置となるのです。
(300万円以上~)

【因みに、IHクッキングヒーター(電磁調理器)はIH用鍋を加熱する専用機】
(注):電磁調理器は産業用に比べ出力が小さく、ワーク(鍋)の負荷一定であり部品が量産出来る為の価格設定です。


そこで、
コイル形状及び装置選定の為に弊社が実施しているのがワークテスト(加熱テスト)です。


お問い合わせフォーム、TELにて事前に打ち合わせをした後、ご要望に応えられる(ビジネスとして成立する)と判断した案件 に対しテストピースを送って頂き事前にシミュレーション、ご足労お掛けしますが、弊社まで出向いて頂き ご要望の加熱が出来るかどうか目視にて確認願うのです。


なぜ、わざわざお客様に来社してもらうか?と言いますと高周波誘導加熱の経験ある方は非常に少なく、双方の見解の相違が無いように 弊社にて自分の目で確認してもらうのがお客様に一番ご理解いただけるからです。

3次元高周波磁束解析&アルミロー付けサーモ画像

↑上:3次元(3D)高周波磁束(磁場)解析
下:アルミロー付けサーモ画像
※アルミは加熱による変色がほとんど無く上記測定機器による確認要

更に、よりご理解いただく方法として高周波磁束(磁場)及び温度分布の『見える化』を図っており、3次元(3D)高周波磁束(磁場)解析及びサーモグラフィー(サーモビューアー)、熱電対 等による温度分布(発熱分布)の確認を行っております。


一番重要なのは指定された
お客様のご要望に応える為、作業性を考慮したワークコイル(加熱コイル)を選択(製作)、テストを行い加熱温度、加熱タクトの条件を満たす装置を選択の後、見積もり
という流れになります。

いくら営業マンがカタログ片手にお客様の会社訪問しても装置導入に向けて前に進まない事をご理解いただけたでしょうか?

高周波誘導加熱コイル各種

↑各種ワークコイル
(加熱コイル)  

よって、装置選択は
加熱コイル(ワークコイル)が決まる事により
正式な見積書が提出出来るのです。




装置導入までの進め方

●問い合わせ→見積もり→オーダー→納品までの進め方

ここまでご覧いただきありがとうございます。
当サイトをご覧いただき問い合わせを希望の方は下記をクリック願います。

又、お互い円滑に進められる様、お問い合わせからオーダーを受け製作・納品に至るまでの流れをまとめました。

1:お問い合わせフォーム・TELにてお問い合わせいただく。
  (電話での問い合わせの場合は
チェックシートを用意しているので、事前にチェックいただきお問い合わせ下さい
   →そのほうがスムーズに打ち合わせ出来ますのでご協力願います。)

2:内容を把握し、ご要望に応えられると判断した案件に対しテストピースを弊社へ発送していただく。

3:弊社で事前加熱テスト。指定の加熱温度、加熱タクト、作業性をシミュレーション。

4:弊社でお客様立ち会いのもと、加熱テストを行い、詳細仕様を打ち合わせ後お見積もり

5:オーダー確認後、弊社で装置仕様書(承認図)を作成しお客様の承認次第、製作開始。

6:装置が完成しましたら、弊社にてお客様装置立ち会い確認いただく。

7:お客様装置立ち会いで装置了承いただきましたら納品。


おおまかな流れはこの様になります。
ここまで熟読していただいた方は当サイトの「考え・進め方」ご理解していただいたと思います。
ありがとうございました。

まだここには書ききれないノウハウがありますので詳細は下記にてお問い合わせ下さい。

※尚、技術的問い合せに応じるのは基本的に弊社装置を導入いただく手段であり、場合によってはお断りする場合もございます。ご了承願います。

メールでのお問い合わせの方は→お問い合せフォームへ


お電話の前に必ず→こちらをクリックして下さい。


●もし不明な点がある場合、下記『よくある質問Q&A』へお進み下さい。





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