なぜ、高周波誘導加熱(IH)は加熱コイルが重要なのか!?中古のIH装置を使用すると・・・

おはようございます。

まず、IHメーカー(高周波誘導加熱装置メーカー)にとって加熱コイル(形状・ノウハウ等)は最も重要事項であり、弊社のポリシー(信念)である『省エネ・省スペース化・CO2の削減』を行う為には欠かす事の出来ない基幹部分です。

まず加熱コイルの形状を決め、それに合わせ最も効率が良い回路構成(高周波装置本体設計)を行い進めていく製作手順を踏む事になります。

 

何故、この様な手順が必要か?と簡単に説明しますと、高周波誘導加熱出力回路(共振回路)は、加熱コイルに合わせ主にC(キャパシタンス【静電容量:コンデンサ】)とL(インダクタンス【誘導係数】)にて構成され、その回路条件は被加熱ワークの各材質の「透磁率、伝導率」、ワーク形状、や高周波出力部(加熱コイル)とワーク形状、コイル・ワークとの距離・・等により大きく回路条件が変わります。
現在主流の「半導体式高周波誘導加熱装置」は追尾できないくらい回路条件が変わると最悪加熱出来ない場合がございます。
※真空管式はあらゆるコイル形状でも加熱できるが、装置が巨大で非常に効率が悪い!

その条件調整を確実に行う為に、現物ワークによる実施テストにて確認いたします。
実施テストを行う事で半導体式高周波誘導加熱装置でもある程度の汎用性(材質・加熱コイル形状 等に対応できる)を持つ装置が可能です。

 

簡単ではございますが、IH(高周波誘導加熱)が加熱コイルが重要である事をご理解いただけたでしょうか?

 

 

では予備知識として、逆の発想で『既存(中古)のIH装置に合わせて加熱コイルを製作』するとどうなるのでしょうか?
この事は中古の高周波誘導加熱装置を大きく用途の異なる加熱に利用の際にもあてはまります。

 

結論は、『加熱コイル形状が限定され、装置の能力を活かす事が出来ない!』
要は効率の悪い装置になる可能性が非常に高くなります。(最悪加熱する事すら出来ない場合もある)
という事になります。

 

ご理解しにくいか?と思いますのでここで具体例を用いて説明したいと思います。

以前、業務用IH調理器を改造してある加熱物(ワーク)を加熱したいとの依頼案件がございました。産業用高周波誘導加熱装置(産業用IH)は使用用途(加熱コイル形状)に合わせた専用機であり高額になります。(数百万円台)

それが業務用IH調理器になると数十万円台になり、イニシャルコストの低減が図れるとユーザーが考え、弊社に指定ワークに合わせた加熱コイルの改造を依頼されました。

 

しかし、元々調理器具(鍋 等)を加熱させる専用機であり、回路構成・加熱コイル形状も鍋に合わせた形状であり、大きくコイル形状を変えてしまうと加熱できなくなります。
【※現在主流の半導体式高周波誘導加熱装置(IH装置)の特性である】

更に、コイル形状をあまり変える事が出来ない為 加熱効率が悪く、IH調理器は基本的に空冷の為、負担の大きい加熱を行うと、加熱コイル自体が発熱を起こす事により加熱効率が落ち、最悪の場合コイルの発煙・発火する恐れがございます。その対策の為の改造も必要になります。

結果、加熱装置本体は安価だが、加熱コイル改造費が高額な割には加熱効率が良くないという高周波誘導加熱装置(IH装置)のメリットを生かせない結果となります。

 

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