高周波誘導加熱装置開発機の導入検討するにあたり弊社の考え
おはようございます。
今回のテーマは「高周波誘導加熱装置開発機の導入を検討するにあたり弊社の考え」についてです。
残念ながら、溶接機や切削工作機械の様にユーザー様がとりあえず開発機を入れてみて使いながら検討する方法では、高周波誘導加熱装置の場合うまくいかない可能性が非常に高い事をご理解願います。
まず弊社が開発機をお受けするにあたり、この案件が量産を前提にしているか?が条件となります。
何故か?
まず装置が高額であるがゆえに、費用対効果が見込める案件でないと産業用装置の場合導入していただけない事が挙げられます。
次に高額である理由として、高周波誘導加熱装置は被加熱ワークの材質・形状等に合わせ最適な加熱コイルを製作し、加熱コイルに合わせ加熱装置の回路を設計いたします。
よって、開発機を導入するにあたり、ある程度構想・仕様がまとまっていないと最悪の場合、加熱することすら出来ない装置となり、高周波誘導加熱装置に悪いレッテルを貼られる恐れがあるが為です。
最後に、現在主流の半導体式高周波誘導加熱装置はワークに合わせた専用機としてのほうがメリットが大きいです。
装置の特性上、ある程度汎用性のある装置にするには専門知識が必要で、事前にどの様な材質・形状・部品大小・・・等を弊社で把握し装置設計をする必要がございます。
(その分装置費用は上がります)
ユーザー様で調整できる範囲は限定的であり、安易に開発機を導入すると、上記赤_部の様になる事をご理解願います。
これが、高周波誘導加熱装置開発機を使いながら検討する方法をオススメしない理由です。
↓過去に記事にした関連内容です。↓
研究機関・大学への高周波誘導加熱装置の導入について
なぜ、高周波誘導加熱(IH)は加熱コイルが重要なのか!?中古のIH装置を使用すると・・・
『高周波誘導加熱装置 機種選択は加熱コイルで決めてから』理由について
しかし、高周波誘導加熱装置を体験した事がない方にとって、仕様等をまとめ様がないと思われる方もおられるかと思います。
その場合、進め方としてお問い合わせいただきテストピース・生産数 等などを拝見し、費用対効果があると判断した案件に対し、まず弊社へテストピースを送っていただき事前準備の上、ご足労お掛けしますが弊社にて加熱シミュレーションを行いご要望に応えられるか?を判断していただきます。その上で開発機の有無をご検討いただければと考えております。
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